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洗口液考 その2)歯周病と洗口液

健康コラム
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歯周病はインスリン抵抗性をもたらす?

先日読んだムックに「歯周病」が「アルツハイマー」「循環器疾患」「2型糖尿病」「がん」リスクを高めると書かれていて、1.5型糖尿病の愚者(サイト主)は「歯周病はインスリン抵抗性をもたらす」という一文が気になりました。

その理由は特に書かれていなかったので、機会があったらまた調べてみたいと思いますが、3ヶ月ごとに歯医者でメンテナンスしてもらっているのに、時々歯茎が腫れる愚者(サイト主)は唾液が少ない体質ということもあり、歯周病は人一倍気をつけなければなりません。

歯磨き後に洗口液を使うのはNGなの?

その本にはさらに「(歯周病対策には)唾液分泌を増やすスプレーを使ったり、1日に2回フッ素入り歯磨きを使って歯磨きをし、フッ素が流れないよう、磨いたあとのすすぎは軽く。歯磨き後に洗口液は使うのはNG」と書かれていて、最後の一文に既視感がありました。

かなり昔、洗口液のことを調べていた頃、歯磨き粉と洗口液は効果を打ち消すので、一緒とか連続して使うのは良くないとか何とか……。

そもそもフッ素って歯周病対策になるの? 虫歯予防なんじゃなかったっけ? フッ素が歯周病に良いなら、フッ素入り洗口液ってどうなの? と次々と疑問が湧いてきました。

そんな時、日本歯周病学会のサイトでこんな文書をみつけました。

歯科衛生士が知っておきたい洗口剤の応用」(日本歯周病学会誌 2016年58巻 2号 p86~90)

これによると、歯周病はブラッシングでプラークを減らすことが第一。とはいえ、高齢化で歯周病患者が急増している現代では、歯肉縁上のプラークの破壊や殺菌、プラークの再沈着を防止する効果がある洗口剤を役立てないという手はない。日本の洗口剤の普及率はアメリカに比べて極めて低い。ただし、歯肉縁下のプラークに対して一部の洗口剤は効果が薄いので、歯科でのメンテナンスが必要と。

愚者が知りたい「歯磨き後の洗口液使用がNGかそうでないか?」については、上記の資料をとても分かりやすく整理してくれている歯科医師の方のサイト(登坂歯科医院)がありました。

第7回 エビデンスに基づく 洗口剤選び

寝る前がベスト

こちらによると洗口液は次の2つに大別され、その中でもいくつかに分かれているそうです。効果の詳しい違いは上記サイトを見ていただくとして、愚者が知りたい、「いつ使うべきか?」問題は、

1)イオン系……   グルコン酸クロルヘキシジン(CHG)~ コンクールF・バトラーCHX 
           塩化セチルピリジウム(CPC)~ ガムデンタルリンス・モンダミン 
           塩化ベンゼトニウム(BKC)~ ネオステリン 
2)非イオン系……ポビドンヨード(PI)~ イソジン
         エッセンシャルオイル(EO)~ リステリン

イオン系はプラスに帯電していて、歯磨剤,歯面研磨剤に含まれる発泡剤や研磨材はマイナスに帯電しているため、打ち消しあってしまい、せっかくの洗口液効果が低下してしまうのだそうです。

非イオン系のエッセンシャルオイルも歯磨剤のフッ化物の歯面への作用を妨げるので、歯磨きしてから30分以上間隔をあける必要があるのだとか。

というわけで、愚者(サイト主)は寝る前、トイレに入っている間、歯茎の腫れが気になり始めたら、市販されている、こちらを規定通り、薄めて使い、

上記以外の時は「洗口液考 その1)フッ素洗口液は歯磨きより効果的」でも紹介している、歯科医院でしか購入できない、こちらを使おうと思います。

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