尾籠な話で恐縮ですが、愚者(サイト主)は痔の手術をしたことがあります。こちらの書籍の先生にお世話になりました。
出産を機に外痔核になってしまいまったのです。早い話イボ痔ですね。
いつも出ているとか、痛いとかじゃないし、このまま一生付き合っていこうかな、とも思っていたのですが、会社を定年退職する前に、医療費控除を使うべく、思い切って手術することにしました。寝たきりになったりしたら、周りに迷惑をかけたくない、なんてことを考えたりするような年齢になったわけですね。
どこで手術すべきか、いろいろ調べたところ、何と会社の近くに日本臨床肛門病学会理事長が院長をされている岩垂純一診療所という病院があることが分かりました! これ以上の先生はいない。手術後の事故の心配はまず皆無です。
保険が効かないので、手術代は50万円くらいかかるとのことですが、入院の必要がなく、会社を休まずに済む(すなわち手術を多くの人に知られずに済む)というところが、決め手になりました。
手術を受けてみた結論としては、
こんなに順調なら、もっと早く手術したほうが良かったかも
ということです。
ところがです。術後、2年経った時、突然、お尻の穴が痛くなり、ボコッと腫れてしまいました。
えっ……。これって再発? また50万円かかるの???(大汗)
と冷や汗が出ました。早速、再診していただいたところ、
単なる血豆
と分かり(映像で映されました!)、非常に安堵しました。
再診までの間に慌てて読んだのが、院長が書かれた上記の書籍でした。
こちらの書籍も、
できればもっと早くに読んでおきたかった
と思うほど、とてもためになる内容です。
書籍には、どういう状態だったら、市販薬によるセルフケアで済むか、どういう症状だったら、肛門科を受診したら良いかの、きちんとした基準が示されています。こちらの書籍を読んで、受診したほうがいいと書かれている症状の方は、早めに一度、受診されることを強くオススメします。
そしてとても大事な点がもう1つ。予防・悪化させないためには
トイレは3分以内
ということでした。
こちらの書籍を読んでからは、トイレで数を数えています。180を超えないよいうに(笑)。
会社員だった頃、出口近くの女子トイレが1つしかなく、たまたま使用中だった場合は、外で待っていたのですが(帰る途中なので、別の階まで上がっていく時間が惜しいので)、10数分間、延々待たされたことが何度もあります。女性は便秘や痔に悩んでいる人が多いと言われていますが、こういうことなのですね。
ちなみにこちらの書籍に載っている「腸マッサージ」も入浴時、湯船の中でやっています。下っ腹をのの字を描くようにさするという簡単なものなのでオススメです。もちろん、筋トレのコラムでご紹介したスクワットも良いそうです。
それでも月に1~2回、便秘気味な時があり、いつものタイミングで出ない時や固い時(*注1)は、予防策として「便秘薬」を飲んでおき、便を固くさせないように気を付けています。
・グーフィス錠 食前
酸化マグネシウム錠は劇的に効くわけではありません。それに比べてグーフィス錠はかなりです(笑)。なので酸化マグネシウム錠でも改善されない場合だけ飲むようにしています。かかりつけ医に言えば処方してもらえますよ。
そして、こちらの書籍に載っていた「肛門体操」も1日に数回、行っています。
・歩いている時や、立っている時
・トイレから出た時
書籍には書いていませんが、肛門体操は「子宮脱」予防にもなるので、経産婦の女性は年を取ったら取り入れたい習慣ですね。
*注1
便の基準に「ブリストルスケール」というものがあるそうで、4が理想、3~5なら正常範囲だそうです。
2:ソーセージ状だが固い便
3:表面にヒビ割れがあるソーセージ状の便
4:やわらかいソーセージ状の便
5:やわらかい半固形状の便
6:泥状の便
7:水様の便
いずれにせよ、いきまなくてもスルッと楽に出るのが理想的。食物繊維が多く含まれている便は洋式便器の中で水に浮かぶのだそう!
回数は1日1~2回、あるいは2日に1回くらいでも規則的に排便があって、便を出したあとにすっきりした感じがあれば健康的とのことです。
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