定年退職し、ハローワークに失業保険の手続きに行きました。元同僚が早期退職後、ハロワの講習を受けたという話を聞いていたので、退職前に少し調べておきました。
参考にしたのはこちらの書籍とムック。
主に3つの方法があるようです。
1)については当初、鍼灸師の学校に通うことも考えました。この本の著者に触発されたからです。
101歳(!)という年齢ながら、現役で活躍されている著者は、66歳の頃、シカゴで同じく医師として働く息子さんを訪ね、東洋医学の針治療がブームになっていることを知り、東洋医学の習得を志します。
その勉強方法がすごい。台湾生まれということもありますが(詳しくはこちらのページを)、まずは中国の衛生部(厚生省)に手紙を出して、中国の大学を紹介してもらい、上海中医薬大学で1ヶ月間の研修を受けます。帰国後は北里大学東洋医学総合研究所や、県医学会と国際学会で、再研修&再研究。最後はWHO主催の3ヶ月間の国際鍼灸医師研修会に参加し、見事習得したのだそうです。
その後、中国旅行で、SARSらしきものにかかり、那覇救急診療所、国立沖縄病院、琉球大学医学部と次々に受診するも功なし。3日間入院し、大量の痰や高熱、呼吸困難に陥りますが、自らツボ療法を行い、深い眠りに入り、翌朝目覚めたら、それまでの症状が何処かへ消えしまったそうです。その後、ご家族の方も同じ症状を発症、ツボ療法で回復したとのこと。コロナにも有効なのかどうか知りたいところですね。
教育訓練給付制度は、最大168万円の給付金が受けられ、返済の義務は無い(!)のですが、ネックなのが、鍼灸学校は卒業まで3年かかることです。昼間働いていて、夜学に通うなら良いのですが、3年間、無収入になるのは辛い。また3年間の学費はおよそ550万円。卒業後、すぐにお金になるかどうかも分からないのに、自己投資の金額が高すぎる……。
調べていて分かったのですが、鍼灸は中国鍼灸と日本鍼灸があり、国際鍼灸師(WHOパートナー世界鍼灸学会連合会と世界中医薬学会連合会が主催する国際中医学水準試験である「国際中医薬資格試験」を受験する)の学校は給付制度が使えないようなのです。
3)については受けたい講座がその時にはありませんでした。
ということで2)の訓練を受けることを検討することにしました(「ハローワークの公共職業訓練を受講しました(その2 講座選定)」へ続く)。
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