救命講習を受けるきっかけとなったラジオ番組とテレビ番組
もともと喉が詰まりやすく、薬を飲むのも一苦労な愚者(サイト主)は、介護施設での誤嚥性肺炎のために母親が植物状態となってしまったこともあり、いざという時のために救命知識を身に着けておきたいと漠然と思っていました。
そんな中、今すぐにでもAED(Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器)講習を受けようと思い立ったのは、深澤真紀さんのラジオがきっかけでした。
「大竹まこと ゴールデンラジオ!【大竹紳士交遊録】女性にもAEDを 防災体験や救命講習のすすめ」
「女性にAEDを行ったりしたら訴えられるぞ」というデマがネット上で拡散された騒動から、実際の救命講習に興味を持ち、「中高年の自分たちには、いつ必要になるか分からないから」と夫婦で受講したそうなのです。
その放送の直後、今度はテレビ番組に「心肺蘇生法」(CPR:Cardiopulmonary Resuscitation)講習を受けるよう促されました。
Disney+で放送している「ようこそレクサムへ」の シーズン4のエピソード7 「Life or Death」の回で、イギリス・ウェールズのサッカーチーム「レクサム」の最古参男性ファンが、アウェー試合中に心停止で倒れ、対戦相手ワイコム・ワンダラーズFCのホームスタジアムであるアダムズ・パークの医療スタッフらによる迅速な救助活動のおかげで一命を取り留めます。男性の娘と妻の訴えには身につまされるものがありました。
「もし一人でも多くの人がCPRを学んでいれば、命を救える可能性が高まるんです。誰もがやり方を知っているべきだと思います」
「本当に数分で人の運命が変わってしまう。その時に、すぐに心臓マッサージができる人がいるかどうかで違うんです」
講習では「救急車が来るまでに東京だと平均9分」と習いました。その9分間にできる限りのことをしなければいけないわけです(1分遅れるごとに生存率が10%下がる!)。
早速、近くの消防署の講習を申し込むことにしました。
3ヶ月待ちの人気の講習
近所の消防署では、心肺蘇生(CPR)やAED、異物除去、止血法などを学ぶ3時間の「普通救命講習」が毎月第3土曜日の午前中に開催されていました。ただし今月、来月などの予約はすでに埋まっていて、一番早く申し込める日が3ヶ月先以降と、なかなかの人気講習です。
申込後、確認メールが来て、生年月日と新規講習か再講習かを聞かれました。テキスト代が初回は1700円、再講習は1500円なのだそうです。
遅刻しないよう早めに家を出て、到着したところ、特にそれらしい掲示がなく、1階の受付で尋ねてみました。すると、
「●●消防署はこの先ですよ」
と言われてしまいました。愚者(サイト主)は同じ名前の警察署のほうに行ってしまったのです(汗)!
慌てて、少し先の消防署に向かいました。消防署ではちゃんと講習が行われる部屋までの案内が掲示されていました。当たり前ですが(笑)。
テキストとテキスト代の振込用紙をもらい、着席します。メールには水を持ってくるように書かれていたのに、それも忘れました。幸いにも暑くて喉が乾くことはありませんでしたが。
講師の方の説明を聞いたり、動画を見た後、訓練用人形を使って練習します。人形は2人に1体割り当てられているため、交代で実習します。
講師の方の説明や、動画の内容の中には、テキストに記載されていない情報もあったりするので、テキストに書き込む頻度は結構多かったです。なので筆記用具が持っていたほうがいいですね。
いざという時にできるかどうかは別問題
講習を受けると「救命技能認定証」をいただけます。

有効期限は3年で、再講習を受けると更新されるのですが、3年毎どころか、普段から習慣になるくらいに何度も練習していないと、いざという時に慌てず、一連の動作が淀みなくできるようにはなれないのでは? と思えました。
専用のスマホアプリを使えば、テキストのイラストから動画を見ることができるので、何度も見返すことはできます。
動画を見ることで疑問を解決したり、頭の中の知識を整理することはできますが、いざ本番、愚者(サイト主)が一連の動作を再現できるようになるにはもう一つ工夫が必要だと思いました。
声出し練習を定期的に行う
工事現場では指差呼称がよく行われています。ヒューマンエラーの防止を目的としていますが、「声に出す」ことはとても重要で、一連の行動手順を客観的に俯瞰することができます。「声を出す」ことと「動作する」ことがセットで記憶できれば、「声を出す」ことで次の「動作」を自然と促すことができますよね。
そこで、一連の「声」の部分だけ取り出して、音声読み上げソフト音読さんに音声データを作らせ、朝のジョギングの時や職場への行き帰りにシャドーイングすることにしました。たった1分間。胸骨圧迫の30カウントを除けば40秒足らず。すきま時間に気軽に復習できます。
<心肺蘇生(CPR)の発声>(新型コロナウイルス感染症流行期以降)
(右下の縦三点リーダーをクリックするとダウンロードできます)
②「わかりますか?」
③「反応なし」
④「誰か来てください!!」
⑤「人が倒れています。反応がありません」
⑥「あなたは119番通報してください」
⑦「あなたはAEDを持って来てください」
⑧「あなたは窓を開けて換気をしてください」
⑨「呼吸の確認。1,2,3,4,5,6」
⑩「普段通りの呼吸なし」
⑪「鼻と口を覆います」
⑫「胸骨圧迫。
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,
11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,
21,22,23,24,25,26,27,28,29,30」
心肺蘇生(CPR)のポイント
個々の声出し時のポイントをまとめましょう(すべての心停止傷病者にエアロゾル発生の可能性があるものとして行う場合です)。
①周囲の安全確認
倒れている人を発見したら、(危険な場合は移動させ)横わきに両膝立ちの姿勢を取り 、自分がマスクをし、両手を広げて周囲を確認します。
②反応の確認
傷病者の手前の肩を優しく叩きながら、大声で呼びかけます。「名前(知人なら)」、「大丈夫ですか?」、「もしもし」などでも。顔が近づきすぎないように。
③④⑤⑥⑦⑧(反応がなければ)応援を呼ぶ
大声で応援を呼び、指を揃えて、応援者を指定して、3つのお願いをします
(1本指ではなく、5本の指全体で指定するのが良いそうです。1本指で指されると圧迫感がありますよね。窓については室内の場合だけです)。AEDは複数人に頼みましょう。
⑨⑩呼吸の確認
顔が近づきすぎないように、頭から45度の角度で胸やお腹を見て、上下しているかを6秒で確認します。
⑪傷病者の鼻と口を覆う
ハンカチ(タオル、マスク、衣服、カバー付きマウスピース=一方向弁付感染防止用シート)で鼻と口を覆います。講習では、いただいたカバー付きマウスピースで覆いました。

人工呼吸用のマウスピースは普段から持参しておくと良いでしょう。アマゾンなどでも買うこともでき、お値段もそんなに高くはないです。
⑫心肺蘇生の胸骨圧迫
両膝立ちの姿勢のまま、足を肩幅に開け、つま先は立て、左右の乳頭を結ぶ線の真ん中に片方の手のひら基部を当て、指先を上に向け、もう片方の手を重ねて組み、組んだ手の真上に肩がくるように、腕を垂直に伸ばし、体重を乗せるよう、傷病者の胸が4~5cm (単3電池、親指長さ) 沈み込む程度に30回(1サイクル)、十分な強さ、速さで、絶え間なく、垂直に圧迫する。 当てた手は離さない。
総務省消防庁の動画チャンネルで胸骨圧迫のポイントを確認しておくといいですね。
5サイクルで2分。これを7分続ける。1~2分を目安に途中、交代してもらう。中断はなるべく避ける。やってみると結構疲れました。CPR訓練をした人は進んで交代を申し出たいですね。
30回のリズムですが、1分間に100~200回。西欧ではビージーズの「ステイン・アライブ(Stayin’ Alive)」(映画「サタデーナイトフィーバー」の冒頭、ジョン・トラボルタが歩いている時に流れるあの曲ですね)がちょうどいいそうです。なるほど!
YouTubeにもいっぱい動画が上がっていました。
Hands-Only CPR Instructional Video(曲が流れる)
Learn How to Save a Life in 4 minutes | Learning CPR(Stayin’ Aliveの写真が映る)
職場の同僚によると、最近の子どもが学校で習う際には、有名な日本の歌があるというので調べたところ、結構あるようです。
・ドラえもんのうた
・どんぐりころころ
・ウサギとカメ
・世界に一つだけの花
・地上の星
⑬心肺蘇生中止時期まで続ける
心肺蘇生中止時期は以下の3つで、それまでは心肺蘇生を続けます。
②傷病者に何らかの応答や目的のあるしぐさが現れた時(目を開ける、話ができる、顔をしかめる、胸骨を押すと痛がる……)
③普段通りの呼吸をし始めた時(抵抗感がある)。その場合は「普段通りの呼吸あり」と声出し。
気道確保はいつやるべきか?
心肺蘇生を中止した時は、気道確保を行い、注意深く継続して見守るように、とのことですが、講習では、救助者が複数人いるなら人工呼吸をしなくても気道確保を行うようにと言われ、じゃあ、いつのタイミングで行うのがベストなのか? については深く触れられていませんでした。
反応がなくなる→全身の筋肉が緩む→舌の筋肉が緩む→舌が喉に落ち込む→空気の通り道を塞ぐ→気道閉塞を起こし呼吸が困難になる
上記を防ぐために、空気の通り道を作るのが気道確保の目的です。
となると、気道確保を行うベストタイミングは
心肺蘇生(CPR)の「⑤反応がない」から「⑨呼吸の確認」の間
ということになるのではないか? とも思えるのですが、講習では新型コロナウイルス感染症流行期以降は必須ではなくなった
「人工呼吸」の最初に行う
としか記載がありません。
次回継続講習に行った時には、この点を質問してみようかと思います。特に次に触れる「回復体位」を行うべき場合との違いがわかりにくいなと思っています。
ともあれ気道確保の方法をまとめておきましょう。
頭部後屈あご先挙上法)
片方の手の人差し指と中指(チョキ)の2指を顎先に当て、もう片方の手を額に当て(目隠しするように)、顎先を持ち上げながら、額を後方に押し下げ、頭をそらして気道を確保。
・あご先に当てた指は骨の部分だけ当てる。あご下の柔らかい部分はNG
・頭を急激に反らせない
・口が閉まらないようにする
ポイントが結構ありますね。こちらも総務省消防庁の動画チャンネルで確認できます。ただし、この動画でも、あくまでも人工呼吸のために行うということになっていますが。
回復体位の訓練はしなくていいの?
反応はないが、普段通りの呼吸がある場合、訓練を受け、技術がある方は回復体位を行い、救急隊などを待つ、と指導されました。
倒れている人を発見した時、普段通りの呼吸があれば、この回復体位を取らせたほうがいいので、行うべき頻度は高そうですが、今回の講習では実地訓練はしませんでした。訓練用の人形に手足が付いていないからでしょうが、広めのシートを敷いて2人一組で、お互いに対してやればいいのに、とも思いました。まあ、知らない人同士だとなかなかやりにくいのかもしれませんが。できれば訓練しておきたかったです。
テキストからアクセスできる動画でも確認しましたが、簡単そうに見えて、こちらも結構ポイントが多かったです。東京消防庁の動画もあるので、不明な点は事前に確認しておくといいですね。
②傷病者の向こう側の腕を胸に重ね
③傷病者の肩と腰を持ち、手前に引き起こす(重い場合は傷病者の向こう側の膝を立て、膝と肩を持って手前に引き起こす)
④傷病者の上側の肘を曲げ、手の甲を顎の下に入れ、頭を軽く反らし、顎を突き出し、気道を確保
⑤嘔吐に備え、口が下になっているか確認する
⑥傷病者の上側の膝を曲げ、安定させる
⑦救急隊などが来るまで注意深く観察する。長時間の場合は30分置きに反対向きにする
<AEDによる電気ショック>
医療従事者がいなくて、AEDが用意できた場合には、胸骨圧迫を中断してでも、AED操作を優先すべきなのだそうです。
米ドラマ「ER」に慣れ親しんだ世代としては、AED(Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器)と聞くと難しそうに思えますが、今のAEDは音声で案内してくれますので、胸骨圧迫より簡単なのだと知りました(*注1)。
AEDは「正常な心電図」の時や「心静止」時には作動せず、「心室細動」 (心筋が無秩序に震えている状態。突然の心停止の原因) 時のみ作動するのだそうです。作動が必要な状態なのか音声で教えてくれます。
AEDを使いやすい位置に置きます。救助者が複数人いる場合は一人が胸骨圧迫を続け、もう一人がAEDを操作しますが、一人の場合はAED操作を優先しましょう。
AEDの電源を入れます。ボタンを押すタイプとカバーを開けるタイプなどがあるそうです。
以下の動作を行うよう、音声メッセージが流れるので指示通り行動します。
どんなメッセージが流れるかは総務省消防庁の動画チャンネルなどで確認しておくといいでしょう。
①電源パッドを傷病者の胸に貼る
直接触れるよう胸をはだけます。1枚は胸の右上、もう1枚は左脇腹(下側)(肋骨の上、脇腹に深く。濡れていたら胸だけ拭く。ペースメーカーの場所は避ける。湿布薬は剥がす。パッドの貼り直しはしない。端と端を持って両手でしっかり貼る。下着はずらす)。可能であれば、パーティションや人垣を作ります。救助者が複数いる場合はこの間も心肺蘇生を継続します。
②心電図解析
傷病者に触れないようメッセージが流れます。 心肺蘇生・人工呼吸は中止し、両手を広げ、救助者は他の救助者たちに離れるよう声を出します。解析が開始されます。
③電気ショックを行う
電気ショックが必要な場合は充電が開始され、ボタンを押すようメッセージが流れ、ボタンが点滅します。再度、誰も触れていないことを確認し、ショックボタンを押します。オートショックAEDはボタンを押さなくても自動的に電気ショックが開始されるので、離れるようメッセージが流れたらすぐに離れましょう。電気ショックが不要な場合は心肺蘇生を行います。
④心肺蘇生の再開
すぐに胸骨圧迫30回+人工呼吸2回のセットを再開します。
⑤2分ごとに繰り返す
心肺蘇生再開から2分経つごとに心電図解析が始まります。
・「ショックが必要です」→③電気ショックを行う
・「ショックは不要です」→④心肺蘇生を行う。
救助隊員が交代するまで繰り返します。AEDの電源はONで、パッドは貼ったままにしておきます。
⑥心肺蘇生中止時期が来たら、回復体位にします。
AEDがどこにあるかは全国AEDマップで調べることができます。
心肺蘇生(CPR)の応援者になり、AEDを持ってくるよう依頼される場合に備えて、自宅や勤務先から一番近いAEDがどこにあるか、普段から把握しておくとよいですね。借りる場合は設置場所の責任者に「傷病者がいるのでAEDを借りたい」と伝えます。
ここで疑問に思ったのが、
使った消耗品代は誰が負担するの?
簡単に貸してもらえない場合もあるのでは?
です。
借りたAEDは元の設置場所に返却し、消耗品は設置者が原則負担するようです。
問題は貸してもらえない場合ですが、こちらの記事(AEDの現実――簡単に借りられるとは限らないって知ってた?|MINのウラナミVol.307)によると、結構あるようです。MINさんが提唱するAED搬送を複数人に頼むという方法がベストだと思います。
この辺の疑問は次回の講習会でも説明がなければ、改めて確認しておきたいですね。
今回の講習会では「自宅にAEDを置いたほうがいいのか?」という質問が出ました。AEDの設置には特別な許可や条件を必要としないとはいえ、パッドは2~3年、バッテリーは4~5年で寿命が来るため、通常は公共団体や企業がレンタルやリースで設置することが多いそうです。
とはいえ心停止の7割は自宅で起きているそうなので、個人でも突然死のリスクが高い人は設置したほうが良さそうです。レンタル費用例はこちら。
気道異物除去
高齢者が最も気をつけなければならないのは「誤嚥」です。愚者(サイト主)は普段からむせやすく、薬を飲むのも一苦労なので、家族にも知っておいてもらわないといけないですね。
大事なポイントは2つ。
・咳ができるうちは、できる限り咳をさせる。
・意識があるうちに、直ちに「気道異物除去」を行う。
です。それでは気道異物除去のポイントをまとめましょう。
①気道異物除去が必要かどうか判断
・声が出せない(「喉が詰まったの?」と尋ね、声が出せずにうなずく)
・顔が真っ青
上記のような症状が認められた場合、気道異物除去対象者と判断します。
②傷病者に反応がある場合
・大声で応援を呼び、119番通報、AED搬送を依頼し、直ちに(1秒を争う)気道異物除去を開始します。
・誰もいない場合は、119番通報、AED搬送はせず、直ちに(1秒を争う)気道異物除去を開始します。
③気道異物除去を行う
・「これから助けます」と声をかけます。
・背部叩打法を試みます。効果がなければ腹部突き上げ法を行います。異物が取れるか反応が無くなるまで続けます。
④傷病者に反応がない場合
・心肺蘇生(一人の場合はまず119通報、AEDが近くにあれば使用)を行います。
簡単&安全なので、まずはこの方法から。
・立っている、座っている場合……後方から片手で肩甲骨の間を数回以上強く叩きます。
・倒れている場合……手前に引き起こし、自分の足で胸を支え、 後方から片手で肩甲骨の間を数回以上強く叩きます。
肺に残っている空気で押し出す方法だそうです。
反応のない人、妊婦、乳児、高度な肥満者(腕が回らない)にはNGです。立たせるかイスに座らせておこないます。床に座るのもNGです。
1)傷病者の後ろに回り、両方の手を脇から通し、片方の手で握りこぶしを作り、その親指側を傷病者のへそより少し上に当てます。
2)もう片方の手でこぶしを握ります。
3)身体を密着させ、こぶしを斜め上方に瞬時に引き上げます。
4)異物が除去できても、内臓を損傷している可能性があるので、医療機関で受診する必要があります。
それぞれ乳児に対して行う場合はやり方が少し違いますので、家族や勤務先に乳児がいる場合は、東京消防庁の動画などで予習しておくと良いでしょう。
最後に、普段から以下の点に気をつけるように言われました(最後の2点は他サイトを参考に付け加えました)。
・食べやすい形状にする(小さく刻む、柔らかく調理するなど)
・窒息を起こしやすい食べ物(うずらの卵、ミニトマト、飴玉など)は避ける
・食事中は姿勢を正しく保ち、よく噛んでゆっくり食べる。
・特に子どもや高齢者の食事中は、大人がそばで見守る。
愚者(サイト主)の母の誤嚥は「パン」によるものでしたが(治療にあたった大学病院の先生によると、できる限り取り除いたそうなのですが、細かい破片がいっぱい詰まっていたとのこと)、窒息を起こしやすい食べ物って他に何があるのだろう? と思って調べてみました。
以下のような5つの特徴(原因)があります。
②丸くてつるっとしている:噛む前につるんと喉の奥に入りやすい。
③(硬くて)噛み切りにくい:完全に噛み砕くのが難しい。
④水分が少ないパサつくもの:唾液を吸って膨らみ、大きな塊になりやすい。
⑤口の中でバラバラになる:細かい破片が気管に入りやすい。
食品別を原因別に見ていくと以下のようになります。
・餅、団子、白玉団子:①粘着性が非常に高く、高齢者の事故原因で最も多い。
・丸い果物・野菜(ぶどう、ミニトマト、さくらんぼ、うずらの卵など):②丸くてつるっと
しているため、そのまま飲み込むと気管を塞ぐ危険がある。4等分などに切る
必要がある。
・豆・ナッツ類(ピーナッツ、大豆、枝豆など):②③硬く、丸い形状で、特に5歳以下の
乳幼児には与えないことが推奨される。
・飴玉、グミ:②③口の中で溶けにくく、丸い形状で喉に詰まりやすい。
・こんにゃく、こんにゃく入りゼリー:③弾力性があり噛み切りにくく、いったん詰まると
取り除きにくい。
・いか、たこ、貝類: ③硬くて噛み切りにくい。
・ご飯、パン:④⑤水分が少ないと口の中で固まりやすく、大きな塊で食べると危険。
パンは喉に詰まりやすい食品だったのですね。それに施設内では食事時間も限りがあり、ゆっくり食べられなかったのかもしれません。
人工呼吸 (家族以外の成人には行わない)
コロナ以降は人工呼吸の技術と行う意思があっても成人には実施しないことになった人工呼吸ですが、
乳児・小児や家族には胸骨圧迫と組み合わせて行い、感染防護具があれば使用するということで、座学のみ行いました。
①気道確保(複数人いるなら人工呼吸しなくても行う)
②額を押さえていた手の親指と人差し指で、傷病者の鼻をつまみ、孔を塞ぎ(息を入れる時だけ)、
③口をすべて覆います。傷病者の口より大きく開け、空気が漏れないよう密着させます。
④胸の上がりが見える程度に(多すぎると内容物が逆流し食道に入る恐れがある)、1秒かけて静かに息を吹き込み、終わったら鼻を離します(塞ぎっぱなしにしない)。これを2回繰り返す。胸が上がらなければ胸骨圧迫のみ行います(胸骨圧迫のみでも効果ある)。
⑤すぐに「胸骨圧迫30回を再開(10秒以内で)。人工呼吸2回」を繰り返します。複数人いる場合は、心肺蘇生担当と人工呼吸担当に分かれ、30:2の割合で行う。5サイクルで約2分。7分続けたら交代しましょう。
大人と乳児とでは少しだけやり方が違うので総務省消防庁の動画チャンネルの動画で確認しておきましょう。
倒れるなら住宅地がいい?
愚者(サイト主)は幸いなことに救助が必要な人に出くわしたことがないのですが、短期間の間に3回も出会ったという人が身近にいたのです!
講習受講後、愚者(サイト主)がよく行く美容院で講習を受けた話をしたところ、美容師さんが貴重な体験談を教えてくれました。
2025年の夏はすさまじい猛暑でした。そのため歩行中に倒れる高齢者が多く、最初は近所(東京都杉並区の住宅地)で、次は東京都武蔵野市の吉祥寺の住宅地で、お年寄りが倒れたのを見たのだそうです。
美容師さんは訓練を受けていないので、近くで見守っていただけだったそうですが、どちらの場合も、あっという間に、ワラワラと若い学生や住人たちが集まってきて、お年寄りを助けたのだそうです。
その後、またまた渋谷の映画館の前で人が倒れているのに遭遇してしまいます。ところが道行く人たちはそのまま通り過ぎ、誰も助けようとしなかったそうなのです。どうしようと思い、離れられずにいたところ、ようやく気づいた映画館の人が外に出てきて、対応してくれたのだそうです。
住宅地やサッカー場には「自分たちが大事にしている場所で人が倒れられたら困る」と思うことがあっても、繁華街ではその店の人しか困らないということなのかもしれません。悲しいことですが。
繁華街では倒れた人を見かけても、救助者がなかなか集まらず、独力で救助する覚悟が必要かもしれませんね。
高齢者なら絶対受けよう
今は小学校から救命教育が行われているそうですし、自動車教習所でも応急救護を教えるので、既に知っている人も多いようですが、ちょうど愚者(サイト主)くらいの年代は、近いうちに必要になる可能性が高いのにもかかわらず、学ぶ機会に恵まれてこなかったので、今回、受講する機会が持てて、とてもありがたかったです。
65歳になったら、肺炎球菌ワクチン、帯状疱疹ワクチンの案内が地方自治体から送られてきますが、「普通救命講習」も是非、オススメします。
注1
2004年7月1日の規制緩和により、それまで医療従事者しか使用できなかったAEDが、一般市民でも使用できるようになりました。市民による救命活動が可能になったため、街中へのAED設置が急速に進み、2008年末には15万台が普及したのだそうです。一般市民が使用を認められたことを記念して、毎年7月1日は「AEDの日」とされています。
日本AED財団が公開している「AEDの普及と市民による救命:20 年の歩み」は、東京マラソンでこれまで11人のランナーが心停止で倒れたが11人全員がAEDで救命されたとか、AED ショックが行われる場合、胸骨圧迫のみを行った群のほうが人工呼吸と両方を行った群よりも予後が
良かったなど、貴重な情報が満載です。是非、一度、読んでみてください。

●パスワードが他人にばれないようにするために、複雑にし、定期的に変更する。最低でも12文字以上。大文字小文字数字記号を組み合わせ、意味のない言葉の羅列に。
1)知っている人の
海外の女性とネットで漫画や映画の話をするのが好きな愚者(サイト主)ですが、同じような感覚で



細胞のDNA複製を阻害。「代謝拮抗剤」「アルキル化剤」「白金製剤」などがあり、延命効果のみ。
然環境を含む地球全体を


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